どんなトラックに乗るの?
トラックドライバーの仕事は走行距離によって、近距離、中距離、遠距離に分けられます。近距離は片道200~300キロの範囲での配送が中心で、一日で複数の配送先をまわることが一般的です。トラックの種類は、大きく分けて小型、中型、大型があります。近距離では小型トラックを使用することが多いですが、配送の荷物が多い職場では中型トラックを使用する場合もあります。大型トラックは近距離で使用することはほとんどありません。
3トン未満の小型トラックは、2017年3月11日までに普通自動車免許を取得した人ならその免許で乗車できますが、それ以降に取得した人は、準中型免許が必要です。またクレーンのついたトラックは、小型トラックなら小型移動式クレーン運転技能講習と玉掛技能講習、5トン以上のトラックなら移動式クレーン免許が必要です。
日々の業務内容はどんな感じ?
近距離トラックドライバーは複数の配送先をまわるため、そのたびに、荷物の積み下ろし作業があります。ドライバーは、トラックの運転だけでなく、荷物の積み下ろしや配達まで、基本的には一人で担当します。どんな荷物を積み下ろしするのかによって、ドライバーの作業の負担が異なります。企業の専属ドライバーであれば、生鮮食料品や食料品だけを配送する仕事もあれば、家電や精密機械のような大型商品を配送する業種もあります。一方、宅配業者のドライバーは、さまざまな商品を配送します。
近距離の配送業務は勤務時間が決まっているうえ、夜中に乗車する仕事はほとんどないため、家庭との両立がしやすいのが利点です。そのため、女性や中年でも働きやすい職種だといえます。
トラックドライバーの転職を行うとき、積載荷物の大きなトラックであるほど給与は高くなりますので、大型免許の資格があると有利です。